先日、ベストセラー「置かれた場所で咲きなさい」の著者、ノートルダム清心学園理事長である渡辺和子さんが、ノートルダムホールにある「水鏡」について説明されていました。
「水鏡」とは、中央棟の前にある直径10mの水のオブジェのことです。
キャンパス内の名所の一つのようで、「立ち止まって自己の内面を見つめてほしい」という願いを込めて創られたそうです。
<要旨>
「この水鏡にお月様が映っていて、そのお月様がグラグラして見えるとする。それは、お月様が歪んでいるのではありません。水が波立っているのです。皆さんの心も同じです。心が波立っていては物事が正しく見えません。何か困ったことが起こった時、この水に自分の姿を映してよく考えてみなさい。あなたの心が歪んでいないか? 心が波立っていないか? 冷静になって、一歩引いて考えてみましょう。そうすると分かってきます。何もかも周りのせいにするのでなくて、あぁ、私自信も悪いのだって理解できます。」
実は、この話に武道の極意が隠されています。
いやいやこれは面白い!
タイ捨流の極意の言葉である「水急不流月」にも通じます。
キリスト教的表現と言うより、日本の禅的表現に近い気がしますが、キリスト教にも「心を鏡」と表現する場合があるのですね。それとも日本化したキリストの教えの表現なのでしょうか。
やはり、宗教と日本武道の精神的境地は一致するようです。
しかし、この水鏡、本物を見てみたい気がします。
製作を企画された方は、どんな立派な方だったのでしょう。
【リンク】
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