あまり表だって話をしたことはありませんが、高橋師範を始め、当会と関係の深い合気道小林道場の小林保雄師範、小林弘明師範、合気道研心会の畑山憲吾師範、そして、私も中村天風氏の天風哲学の影響を多々受けており、現在も日々実践中です。
当会が武道の世界にありがちな「怖い」や「ストイック」なイメージとは一線を画し、とても明るく前向きな雰囲気で常に冗談が飛び交っているのはその影響があるようです。
さて、中村天風氏とは?
中村天風(なかむら てんぷう 1876年~1968年)氏は日本の思想家、実業家、元諜報員。日本初のヨガ行者で、天風会を創始し心身統一法を広めた。本名は中村三郎(なかむらさぶろう)。
<参考>
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%9D%91%E5%A4%A9%E9%A2%A8
明治9年(1876年)、旧柳川藩士の家系で東京に生を受ける。
幼少の頃から手が付けられない暴れん坊で、明治から昭和前期にかけて活動したアジア主義者の巨頭で玄洋社の総帥でもある頭山満氏に預けられる。その後、玄洋社の豹と呼ばれる。
6歳の頃より、随変流抜刀術を学ぶ。天風とは、自身の修めた隋変流抜刀術の「天風(あまつかぜ)」という技から名づけられた。
16歳の時に帝国陸軍の諜報員(スパイ)となり満州で活躍。その後、人斬り天風と呼ばれる。
諜報員時代の生活の影響からか、当時は不治の病であった結核を患う。
結核を治すため、世界中を旅し、求道の日々を過ごす。
病気を治すための旅の途上でインドの聖人カリアッパ氏と出会い弟子入りしヒマラヤでヨガを学ぶ。
その後、中国で孫文が起こした第2次辛亥革命に参加したが革命は挫折。
日本に戻り、東京実業貯蔵銀行の頭取などを歴任し実業界で活躍。
その後、思うところがあり、すべての職を辞し、カリアッパ師に学んだヨガを基にした心身統一法を考案し、「統一哲医学会」を設立。
街頭にて心身統一法の辻説法を始める。
その後、「統一哲医学会」を「天風会」に改称。
昭和43年(1968年)永眠。
…私のイメージでは、「思想家、哲人、導師」というところでしょうか。
中村天風氏の組織した天風会(現在は公益財団法人)には政財界の実力者が数多く参加されており、師事していたのは、代表的なところでは、東郷平八郎、ロックフェラー三世、宇野千代、稲森和夫、双葉山等々の錚々たる顔ぶれ。
なお、合気道界にも、中村天風氏の天風哲学に影響を受けた師範が多数いらっしゃいます。
二代目道主の植芝吉祥丸先生を始め、多田師範系列、佐々木将人師範系列、藤平光一先生の気の研究会系列がその代表といったところでしょうか。
…つづく
【リンク】
◇宮崎合気道会グループ「合気道元徳会」
https://sites.google.com/site/gentokukai/
◇合気道元徳会ブログ「合気の舞」
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◇合気道元徳会道場長コラム「サムライハート」
http://aikido-gentokukai.blogspot.jp/
◇Youtube「Aikido Gentokukai」チャンネル
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