前回、「良い種を蒔く(原因)から良い花が咲く(結果)のです。良い種を蒔き続けなさい。この地球上で生活するからには、この法則に則って生活する方が得(楽?)ですよ」ということをお伝えしました。
この場合の「良い種・悪い種」や「良い花・悪い花」とは、あくまで個人的な主観で判断すべきものであり、全ての人に通じる共通の「良い・悪い」ということは、哲学的には定義できません。
なお、「社会一般的な」とか「通常では」という程度の「良い・悪い」は定義できますが、これを基準とした社会ルールが「法(律)」というものの本質だと思われます。
ただ、自身の天命が全うできるための原因となる種は「良い種」であり、自身の天命に逆行する原因となる種は「悪い種」ということは断言できそうです。
こういった理由で、自身の天命というものをなんとなくでも掴んでおくことがより良い人生をおくる上で大事なことだと思います。
そうでないと、どんな種を蒔いてよいかわからない‥。
せめて、「どんな花を咲かせたい」というイメージだけは必要だと思います。
このことから、昔の人は「立志」や「立志式」というものを重要視していたのでしょう。
しかし、その時点での志や夢が本当にその人の天命と合致するかどうかは、なかなか分からない‥。推命する手法もあるにはあるのですが一般的ではない‥。
このため、私は、「この世に生を受けたからには、まずは積極的に喜怒哀楽、艱難辛苦を可能な限り味わい尽くし、そして、この世の森羅万象を学び尽くして、自身の天命を自覚しなさい。
そして、自身の天命が理解できたら、その天命が全うできるよう積極的に良い種を蒔き続けることが、この世界における正しい生き方」だと信じています。
…つづく
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